母の日
思い返すと
ゆうとから母の日に赤いカーネーションをもらった時があった
恥ずかしがり屋で照れくさいのか
車の運転席に赤いカーネーションを置いてくれていた
嬉しかった
ゆうとはそういう子供だった
その時に
ゆうとの性格をわかっていたつもりでも
最後には気づいてあげる事も出来なかった
いつになっても後悔ばかり
今日1日遅れたけれど…と
三男が母の日にワインをプレゼントしてくれた
大切な子を二度と失いたくないと思いながら三男と接していたけど
私は亡き息子ゆうとばかりをずっとずっと追い続けていた
あの日から
私はひとりぼっちで孤独
所詮誰もわかってくれない
安らぎなんかない
弄れた気持ちで今日まで生きて来た
でも私を思ってくれる息子が
まだ私にいる事を感謝したい
自分が気づかないうちに
三男は私を見ていてくれた
気遣ってくれていた
ありがとう