たまらなく息子の名前を叫んだ
一周忌が終わり
気持ちも少しは和らぐかと思っていたけど
落ち着くばかりか悲しい気持ちばかり
走馬灯のように
ゆうとが産まれた時から最期の時までが鮮明に頭を駆け巡る
どうしても どうしても
警察署で見たゆうとの顔が忘れられなくて
いつも いつも
ゆうとの顔を思い出す
どうして死を選ばなくてはならなかったの?
そこまで追い詰められ死を選んだゆうとの最期の顔は安らかでした
でも でも可哀想で可哀想でならない
ゆうとへの思いは深まるばかり
行き場のない喪失感ばかりで
ゆうとの遺影を前に
誰も居ない時に大声でゆうとの名前を叫んだ
会いたい
最近 三男は美容室に行きパーマをかけてきた
その姿を見て私は驚いた
ゆうとを見ているようだ
なんかまた悲しくなってしまった
でもその反面生きているゆうとを思い出せて
ちょっと嬉しかった