yutoのブログ

令和元年6月25日次男24歳が1人で逝ってしまいました。会いたくて仕方がない。でも会えない。私の息子が生きた証としてブログに残したいと思います。

遺書 Will 今日わかった天使の翼のアイコン

天使の翼が描かれたアイコン



「死後のことを考えてお別れの意味をこめて。


このアプリでは遺書をテーマに、大事な人へのメッセージを書いてみるアプリ

ぜひ大切な人へのメッセージを書いてみてください」



こんな意味合いのアプリを使った遺書

今日初めて知りました。



ちょっともうさすがに疲れちゃった。

仕事も何もかも店長っていう肩書きも生きることさえもめんどくさい。


最近は食欲もなくて食べたやつすぐお腹痛くなるから出ちゃうし寝れないし引きこもってばっかでストレスかな 軽い鬱かな笑


いつか死ぬなら早く死んだ方がいいかなってずーーーっと思ってた。


死んだら悲しんでくれる人なんているのかな笑


母には沢山迷惑かけて今現在も迷惑かけて本当申し訳ないと思ってます。

親孝行何にもできなかった。ごめん。

すげぇ甘やかしてくれて育ったなって思ってる。

なんも恩返しできんかった。

親より早く死ぬのは親不孝だって言われてるのにごめん。


大切な人達より遅く亡くなるのが嫌なんだよね。

最後に中学以来会ってなかった父さんにも会いたかったな。

友達にもお世話になった先輩にも会いたかった。

自分と仲良くしてくれた人達とかこんなつまらない自分と仲良くしてくれて本当感謝


友達達の幸せ願ってます。


自分が店長になって自分について来てくれたバイトの子達頼りなかった店長だけどありがとう。


死んでどこに行くか分からないけど大切な人達は上から見守ってます。


葬式はやらないで下さい。

お金かかるから。

もし、失敗して後遺症とか寝たきりになったら延命はしないで下さい。

俺にお金は使わないで下さい。

今までありがとう。さよなら。


記載日時: 2019-06-25 02:10




時間的に写真と遺書を書いた後、自死を決行する為に車に向かったと思われます。


睡眠薬とお酒を飲んで…。


自殺の仕方のサイト通りにしていました。


どんな気持ちで車に向かって行ったのか想像すると可哀想でなりません。


ゆうちゃん、生きていてくれるだけで良かった。

ゆうちゃんが居る当たり前の生活を送れる事がどんなに幸せだったか…。


本当に本当に大切な息子だったと…。


私は大事な大事な宝物を亡くしました。


自撮りの息子の写真

警察署には葬儀社の方がみえてました。


1日葬儀社さんにお世話になり翌々日火葬する予定でした。


葬儀社さんに迎えに来ていただいて警察署をあとにしました。


息子の顔は穏やかで眠っている様でした。

幼い頃からアトピーがあったので痒かったのかかいた後が顔にあり少し傷ついてました。

髪にはワックスがついてあり身なりをちゃんとして旅立とうと思っていたのでしょうか…。


息子の亡骸を見ても亡くなった事に実感がわかないというか信じられない気持ち。


やらなければならない事が沢山あったので気が張っていたのでしょうか。

淡々としてたような記憶があります。


息子を葬儀社さんにお願いして私達3人はホテルに帰りました。


刑事さんから息子のiPhone、財布、カバンをもらいました。

練炭は警察で処分してくれるようにお願いしました。


息子は部屋にiPhoneのパスワードを遺していたと聞いていたので警察によって既にロック解除をされていました。


3人で次男のiPhoneを恐る恐る見ました。

(yutoごめんね)


アルバムには亡くなる3時間前の時刻が記載してある自撮りの写真数枚ありました。

息子の最後の姿でした。


笑顔はなく、何か言いたげなもの悲しい顔をして…。

中には淋しそうな顔をしている息子の顔もありました。

今もその写真を見ると辛くなります。


そして息子の後ろにはホームセンターで買った練炭の箱も映ってました。


練炭自殺も増えているのに、どうして簡単に若者が練炭なんか買えるんだろう!

行き場のない腹ただしい気持ち覚えてます。


写真を撮った亡くなる3時間前

この時間に戻れたなら、まだ決行を止められたのに…。

どうして、最後の力を振り絞って私に連絡してくれなかったんだろう。

私は、そんな親子関係を作ってしまったのか。

そんなに苦しんでいたなら最後の最後に頼って欲しかった。

死ぬ選択しかなかったのか。

後悔ばかりです。

ごめんね。



1人で淋しく逝くのは怖くなかったんだろうか…。

今も聞きたい。


刑事さんが言っていた

遺書は見つかってないと…。


でも三男が見つけたんです。



遺書がありました。

冷たい頬

愛犬をペットホテルに預け茨城に向かいました。
息子が欲しいと言って家族になったトイプードル。
心臓が悪く毎日薬を飲んでいる。
後でわかったけど、息子はTwitterにも心配していることをあげてくれていたようです。


5時間半かけて茨城に着いた。
長男が運転してくれた。


警察署が近くなるにつれてなんとも言えない恐怖感に襲われた。
息子と会ってしまったら本当に死んだことを認めなければならない。
そんな現実を認めたくない。
でも、私は今ここに居る。
息子を迎えに来たからだ。


警察署に着き刑事さんを訪ねた。


事件性がないと思う説明と死体検案書を渡された。


死亡推定時刻 午前4時頃
急性一酸化炭素中毒
発症から死亡までの時間 短時間
駐車場の車の中で練炭2つを燃焼させ死亡しているのを発見
鍵は完全施錠で自宅と車の鍵を持ってます
血中CO濃度は簡易鑑定で60%


揺るぎない自殺を証明するものでした。
息子は確実に死ぬ為に練炭2つ燃焼させていた。
また死体検案書は85000円というのも初めて知った。


この後エレベーターに乗り地下の安置所に案内された。


毛布をかけられて横たわる息子らしい人がいる。
近くに使用した練炭も証拠品として置いてあった。


私は恐る恐る近づいた。


紛れもなく息子だった。


私は息子の頬を触った。


びっくりする位冷たくかたくなっていた。


ごめんね。ごめんね。
辛かったね。苦しかったね。
しばらく声をあげて泣いた。
長男も三男も静かに泣いていた。


息子の顔は今でも鮮明に覚えている。
触った冷たい頬の感触も覚えている。
一生忘れられない。



仕事を辞めて秋田に帰りたい


永遠の別れとなる1ヶ月前に帰って来た時に息子は言っていた。


すぐ帰っておいで
って言えば良かった。
もう少し頑張れなんて言わなきゃ良かった。


でなければ、こんな事にならなかった。
本当にごめんね。ごめんね。




さぁyuto
帰りたいと言っていた家に一緒に帰ろうね