息子の温かい頬に触ることが出来た
何度も何度も
また息子の温かい頬に触れたいと思っていた
警察署で対面した時
変わり果て横たわっていたゆうとの頬は氷のように冷たくてなっていて衝撃を受けた
目を閉じて手をのばすと
あの冷たさの感触は今も鮮明に覚えている
今日 日にちをおかずに夢に出てきてくれた
最初は大人になったゆうとで友達と楽しそうに海で話していた
ゆっくりはにかんだように話す懐かしい声も聞くことが出来た
それから またゆうとは幼い頃に戻っていた
何故か今日ゆうとは死んでしまうから必死に何とかして止めなきゃともがいている私がいた
その後 奇跡がおきた
ゆうとの頬に触ることが出来た
冷たい頬ではなく温かい頬
夢から覚めても触った感触が残っている
これはゆうとからのプレゼントかな
堪えきれず涙が溢れた
嬉しい反面また悲しくなって
仕事が出来ず早退してしまった
なかなか先に進めない私だけれど
本当に本当に嬉しかった
ゆうちゃん ありがとう